ヤマブキ（1986年生、母オノデンモミジ）

Yamabuki

1986.05.16

ヤマブキ（1986年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアスワン（当時7歳）と交配したオノデンモミジが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

松山吉三郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

11月6日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のハセアンビションに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中3週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

3歳（1989年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、竹原啓二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。0着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた5戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中山芝1200m 外回り 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月18日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳400万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は増沢末夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったブランドオールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、カナディアンレディに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月30日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ワールドタイテエムに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月8日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の摺上特別（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

12月9日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

4歳（1990年）

2月10日、中8週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。