ブランドオール（1986年生、母サクラフラワー）

経歴

デビュー前

中村広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

1月14日、デビュー戦は伊藤栄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は416kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤栄騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のハビテーションをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月12日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤栄騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着を確保した。

4月16日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤栄騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた5戦目は、4歳400万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤栄騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で伊藤栄騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のヤマブキに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

10月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤栄騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で伊藤栄騎手（7戦2勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

11月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で伊藤栄騎手（8戦2勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

12月17日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上900万下の師走特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で伊藤栄騎手（9戦2勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

4歳（1990年）

2月18日、中8週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で伊藤栄騎手（10戦2勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

8月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で伊藤栄騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で伊藤栄騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

9月23日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で伊藤栄騎手（13戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のフジノイブキに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月28日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で伊藤栄騎手（14戦3勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

11月25日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で伊藤栄騎手（15戦3勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で伊藤栄騎手（16戦3勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

5歳（1991年）

5月12日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で伊藤栄騎手（17戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた19戦目は、石神富士雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。