イブキスイセイ（1984年生、母シャダイサイクル）

イブキスイセイ（1984年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時13歳）と交配したシャダイサイクルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、中央障害6戦1勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月29日、デビュー戦は清水英次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3歳（1987年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したマコトギンサを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月23日、中4週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンディーモンをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

6月21日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

8月8日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で村本善之騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

8月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村本善之騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

11月7日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村本善之騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で村本善之騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

5歳（1989年）

4月30日、約17か月半の休養明けで迎えた12戦目は、5歳以上400万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で村本善之騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた13戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のジンアローに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月5日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3200m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で北村卓士騎手（5戦1勝）。12頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。