ヤマニントライアル（1984年生、母ヤマニンジェット）

ヤマニントライアル（1984年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のヤマニン（当時12歳）と交配したヤマニンジェットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

10月4日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったテンザンカメリヤに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のトーワシローに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月21日、中2週で迎えた5戦目は、楠孝志騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメン賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3歳（1987年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

11月1日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、柴田政見騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は楠孝志騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

4歳（1988年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月31日、中2週で迎えた13戦目は、伊藤稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のベンガルタイガーに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

2月14日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上400万下の北方特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤稔騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で伊藤稔騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は楠孝志騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

11月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のナムララブを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦を物にした。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楠孝志騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楠孝志騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で楠孝志騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で楠孝志騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の春日特別（京都ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤稔騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。