フラワーホーラー（1998年生、母ジヨニカズダーリング）

フラワーホーラー（1998年2月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時15歳）と交配したジヨニカズダーリングが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着3回。2003年の小倉日経オープン(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、松坂記吉によって2,205万円で落札された。

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月4日、デビュー戦は高橋康之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた2戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

8月12日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のパステルシェイドに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

10月13日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったラムセスロードを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るビッグテンビーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を収める

12月15日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワンダーエスセーナを半馬身振り切って勝利をモノにする

4歳（2002年）

6月22日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（10戦3勝）。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたアスクコマンダー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月4日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で飯田祐史騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

9月22日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で飯田祐史騎手（13戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で飯田祐史騎手（14戦3勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2003年）

1月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で飯田祐史騎手（15戦3勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月1日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は17戦連続で飯田祐史騎手（16戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で飯田祐史騎手（17戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユウセイントに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

3月29日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で飯田祐史騎手（18戦4勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月2日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で飯田祐史騎手（19戦4勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアサカライズをクビ差振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

8月10日、連闘で迎えた22戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で飯田祐史騎手（20戦5勝）。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したテンシノキセキを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

8月31日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は22戦連続で飯田祐史騎手（21戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6歳（2004年）

2月14日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で飯田祐史騎手（22戦5勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で飯田祐史騎手（23戦5勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は25戦連続で飯田祐史騎手（24戦5勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。