デルマシルバー（2017年生、母マダムブランシェ）

デルマシルバー（2017年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋シルバー（銀）」。毛色は芦毛。種牡馬のキャプテントゥーレ（当時12歳）と交配したマダムブランシェが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。主な勝ち鞍は2020年のシクラメン賞(一般C2七以下牝)。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月1日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4月18日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場勇人騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

9月5日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は的場勇人騎手（5戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダブルマークを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のローレルオルブランに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダブルマークを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦のロベリア賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったディライラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のシクラメン賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラアルテミスを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

12月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田勇真騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

12月25日、中0週で迎えた14戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田勇真騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のつばき賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた16戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた17戦目は、☆阿部みなみ様結婚記念☆（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月18日、中1週で迎えた18戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。