アキノハート（2010年生、母スールドゥカノウ）

アキノハート（2010年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋心、愛情」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時17歳）と交配したスールドゥカノウが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地7戦0勝、地方34戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2017年の一般C3一二三。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月8日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月28日、中6週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月5日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

6月23日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた6戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

10月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ショウノペレウスに交わされて1馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、文の京特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた11戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

4歳（2014年）

1月22日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月19日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、ブラザーマンマルに交わされて2馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の一般C2七 C3一（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

11月14日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた18戦目は、恵比寿賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた19戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3五六七（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3四五六（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のタケノリューオーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

2月27日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

6歳（2016年）

6月6日、約15か月半の休み明けで迎えた24戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（9戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西啓太騎手（11戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた27戦目は、No.1競馬ゲーム!ダビパク盃（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で西啓太騎手（12戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で西啓太騎手（13戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のホッコーマグニートに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で西啓太騎手（14戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ロビンソンに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月20日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で西啓太騎手（15戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のボンドマティーニに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月12日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で西啓太騎手（16戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ボンドマティーニに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、マツキチに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月28日、中5週で迎えた34戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は西啓太騎手（17戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のセンノイギダーに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

7歳（2017年）

3月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（18戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた36戦目は、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（19戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ユーフォニアムに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月9日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（20戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂で渋太く持ち堪えて、最後は2着のアフェクトダンサーを半馬身振り切って優勝

6月7日、中3週で迎えた38戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（21戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のドラゴンボーテに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月28日、中2週で迎えた39戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（22戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のボンドマティーニに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月28日、中3週で迎えた40戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西啓太騎手（23戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で西啓太騎手（24戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。