アールドソレイユ（2006年生、母ウィムシカルソーツ）

アールドソレイユ（2006年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「日の光の芸術（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時11歳）と交配したウィムシカルソーツが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の寒椿特別(一般C4一)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

4月26日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ伸び切れず17着に終わった。

8月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月20日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳B1-1（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-6（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-5（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオーネドーロに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクィーングラスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグローリーウイナーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月30日、連闘で迎えた10戦目は、寒椿特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツルギロマンスに約13馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2010年）

4月6日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、見附島特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したクィーングラスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。