ガビーズシスター（2021年生、母アンジュデトワール）

ガビーズシスター（2021年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「テスコガビーより+お姉さん。テスコガビーのファミリーなので」。毛色は栗毛。種牡馬のアポロキングダム（当時18歳）と交配したアンジュデトワールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はへいはた牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月14日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したジョーローリットを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

1月21日、連闘で迎えた2戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイティキセキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でR.R.キング騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でR.R.キング騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のプロミシングスターに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

6月30日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月11日、中5週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの桑園特別（札幌ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアマルナに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月29日、中6週で迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のブシンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。