スピルードダム（2005年生、母マジックシュート）

スピルードダム（2005年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「淑女のため息（仏）。シャンパンを開けた時の音の例え」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時17歳）と交配したマジックシュートが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）豊巻牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方31戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般D3-2。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月16日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のムーンストーンフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた4戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトダリア特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

8月21日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた7戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた8戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた9戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた10戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた11戦目は、一般D3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた12戦目は、オータムカップ3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた13戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

4歳（2009年）

5月14日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケーティングクインに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月28日、中1週で迎えた15戦目は、一般D3-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のシャコーバニラに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般D2-1（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般D2-1（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ジャングルビジットに交わされて3馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた18戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、むかわ町穂別地球体験館特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、一般D2-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた20戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、天馬街道賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月22日、中1週で迎えた21戦目は、スーパースクランブル賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた22戦目は、一般D2-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2010年）

5月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、スーパースクランブル賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

6月10日、連闘で迎えた26戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（9戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた27戦目は、びらとり黒豚賞（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（10戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（11戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた29戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた30戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた31戦目は、Aiba静内祭賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（12戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた32戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた33戦目は、一般C3-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（13戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。