タガノポルトロン（2018年生、母アポセカリー）

タガノポルトロン（2018年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+臆病な(仏)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時17歳）と交配したアポセカリーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2022年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月31日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4月17日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

5月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

7月18日、中8週で迎えた6戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月5日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスマイルヴィヴァンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月9日、中2週で迎えた9戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた10戦目は、君も進もう!騎手への道賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2022年）

3月17日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴィクトリアグラスを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマタケメジャーをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

8月26日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のビジュミノルに3馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

9月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したピエナペリーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月28日、中2週で迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキクノナナに3馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

5歳（2023年）

1月10日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミッキーファンドに約10馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月31日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のカールグリンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月21日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（9戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオースミプリンセスに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月14日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（10戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。