キクノナナ（2017年生、母セブンバイセブン）

キクノナナ（2017年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したセブンバイセブンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。戦績は、地方4戦2勝2着1回。2020年ののじぎく賞(牝地方重賞)で2着に入った他、2020年の日高賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パカパカファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、菊池五郎によって648万円で落札された。

田中一巧厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2019年）

10月9日、デビュー戦は大山真吾騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビッグベンをアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月31日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた3戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したマジカルフェイスにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムツミをクビ差振り切って順当に勝利した。

3歳（2020年）

1月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のひめじ広峰特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた7戦目は、3歳A（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

4月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

4月26日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

5月14日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったテーオーブルベリーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月11日、中3週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた13戦目は、高知のお米・ファーストキッス賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（9戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（10戦2勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（11戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた16戦目は、グリーンチャンネル賞（園田ダート1230m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月7日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（13戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた18戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月23日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

8月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンナイトスタンドを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って久しぶりの実戦を制した。

9月16日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のキタノエイカンに1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

5歳（2022年）

1月3日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上幹太騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シュピカに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上幹太騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上幹太騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上C3（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で井上幹太騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で井上幹太騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で井上幹太騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったゴールデンバレットに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月18日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（14戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたハニーロコガール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（15戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローズレイジングに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月28日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（16戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったタガノポルトロンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2023年）

1月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（17戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインノータイムに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月1日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（18戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（19戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた36戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（20戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベストスマイルに3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月22日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた37戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（21戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた38戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラントに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイアンムーンに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。