ベストスマイル（2019年生、母スマイルミーティア）

ベストスマイル（2019年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最高の笑顔。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したスマイルミーティアが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月21日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

10月23日、中8週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

3歳（2022年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月19日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月24日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月21日、中9週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

2022年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月10日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた12戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウオウシックスを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったモーニングヘイズに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

6月7日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月20日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったキクノナナにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

9月29日、中3週で迎えた18戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったリッキーズレターに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ダイチョウセブンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。