アサカネアルコ（1984年生、母サンエムテスコ）

Asaka Nearco

1984.05.23

アサカネアルコ（1984年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノノアルコ（当時13歳）と交配したサンエムテスコが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田 猛。戦績は、中央平地5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年のしゃくなげ賞(900万下)。

経歴

デビュー前

高橋英夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

9月14日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り 曇/不良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のリワードタイラントをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1987年）

5月3日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、カシマホークに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月20日、中6週で迎えた4戦目は、4歳400万下のグラジオラス賞（福島芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウショウブレイズに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳900万下のしゃくなげ賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサボイリーターに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。