ダイナビショップ（1984年生、母シヤダイビシヨツプ）

ダイナビショップ（1984年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデイクタス（当時17歳）と交配したシヤダイビシヨツプが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1987年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

8月10日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月14日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた4戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したカミノセシリアに半馬身届かず2着に敗北した。

11月8日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関野弘行騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、タサトクオーに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（1987年）

1月10日、中8週で迎えた6戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた7戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカスタムバロンに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下のアネモネ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた11戦目は、4歳400万下（京都芝2000m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた12戦目は、4歳400万下のあやめ賞（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、川端義雄騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアイチマツシマに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳400万下のかきつばた賞（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

9月12日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた18戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4歳（1988年）

5月21日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は田島良保騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、インターライラックに交わされて2馬身差の2着となった。

7月3日、中2週で迎えた22戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。