キングオブザベスト（2005年生、母ヒビキジュネス）

キングオブザベスト（2005年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高の王」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時10歳）と交配したヒビキジュネスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）上井農場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の飛竜特別(500万下)。

経歴

デビュー前

岩城博俊厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月19日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のロードニュースターに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月10日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では伸びあぐねて18着に敗れた。

11月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

4歳（2009年）

6月14日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月8日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着に入った。

5歳（2010年）

2月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月8日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のアスターエンペラーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月16日、連闘で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2011年）

1月30日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の糸島特別（小倉芝1200m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（10戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイアードから1馬身半差の2着に敗北した。

9月4日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月15日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の雷光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（11戦1勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2012年）

2月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた21戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた22戦目は、銀嶺特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた24戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、朧月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた25戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、春風特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の春紫苑特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた27戦目は、サンケイスポーツ盃（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた28戦目は、立夏特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎真騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。