リアライズノユメ（2008年生、母ジョウノカトリーヌ）

リアライズノユメ（2008年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋夢」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時24歳）と交配したジョウノカトリーヌが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地6戦1勝、地方18戦5勝2着1回。2010年の全日本2歳優駿(Jpn1)で2着に入った他、2010年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月3日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカシノエベレストを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月21日、中3週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマツリバヤシに3馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

11月23日、中4週で迎えた7戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカネマサコンコルドに2馬身半の差をつけて3連勝で2つ目の重賞タイトルを手中に収めた。

12月15日、中2週で迎えた8戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ビッグロマンスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2011年）

5月4日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で福永祐一騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

9月19日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

11月9日、中6週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（2012年）

3月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

4月25日、中6週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

9月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、みんなあったかホクレン灯油特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサントメジャーに4馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

9月19日、中1週で迎えた18戦目は、BTC利用者振興会特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワルビアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月18日、中3週で迎えた19戦目は、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンナナツボシに2馬身の差をつけて6勝目を収める

11月15日、中3週で迎えた20戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（2013年）

3月6日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた24戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。