サイレントギフト（2018年生、母ジュヴァンクル）

サイレントギフト（2018年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「静かな贈り物」。毛色は青毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したジュヴァンクルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は丸村村下ファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般C1四五六。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

2月20日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

3月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた3戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

6月6日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたメレカリキマカ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったメディシスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月26日、連闘で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4歳（2022年）

5月26日、約9か月の休養明けで迎えた9戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた11戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ボンネビルレコード賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンエイコンドルをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月19日、中4週で迎えた13戦目は、フォールン・エンジェル賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた14戦目は、シャンゼリゼ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、スコーピオン賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた16戦目は、ともに生きるまち江戸川賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったペリーアイランドにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月3日、中3週で迎えた17戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、しな水来場者数2,000万人突破賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

12月9日、中2週で迎えた19戦目は、カノープス賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジュンユウコーに2馬身半の差をつけて制した。

12月26日、中1週で迎えた20戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一気に末脚を伸ばして、最後は2着のコンチバリアシオンに1馬身3/4の差をつけて優勝

5歳（2023年）

1月26日、中3週で迎えた21戦目は、芋洗坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウワセイヴァーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

2月23日、中3週で迎えた22戦目は、アメジスト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（5戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた23戦目は、わかば賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で西啓太騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた24戦目は、ニュートラック福島賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で西啓太騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のベニッシモに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月8日、中2週で迎えた25戦目は、スピカ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で西啓太騎手（8戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したココロイキを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた26戦目は、新緑賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で西啓太騎手（9戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた27戦目は、サジタリウス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で西啓太騎手（10戦4勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた28戦目は、デネブ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で西啓太騎手（11戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた29戦目は、一般B2四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で西啓太騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のバリチューロに2馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

8月17日、中1週で迎えた30戦目は、オーガスト賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で西啓太騎手（13戦5勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパワースレイヴを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

9月18日、中4週で迎えた31戦目は、摺鉢山賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で西啓太騎手（14戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた32戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で西啓太騎手（15戦6勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のタイセイグラシアに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月1日、中3週で迎えた33戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で西啓太騎手（16戦7勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

デビュー前

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

12月9日、中4週で迎えた34戦目は、ビオラ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で西啓太騎手（17戦7勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた35戦目は、KRAトロフィー（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で西啓太騎手（18戦7勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6歳（2024年）

1月25日、中3週で迎えた36戦目は、’24ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で西啓太騎手（19戦7勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

3月1日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた37戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は21戦連続で西啓太騎手（20戦7勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のティアラフォーカスに1馬身3/4の差をつけて9勝目をマークした。

4月11日、中5週で迎えた38戦目は、モルガナイト賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で西啓太騎手（21戦8勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。