パワースレイヴ（2019年生、母レオキラメキ）

パワースレイヴ（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時14歳）と交配したレオキラメキが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。2023年のしらさぎ賞(牝地方重賞)で2着に入った他、2023年のしらさぎ賞(牝S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鷹見浩厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2021年）

5月17日、デビュー戦は江里口裕輝騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は442kg。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦の52.5万円以下（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江里口裕輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハンティングギアに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月9日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のひばり特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江里口裕輝騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月31日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江里口裕輝騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したハッピースパイラルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3歳（2022年）

1月25日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの’22桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で江里口裕輝騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月11日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のムスカリ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江里口裕輝騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったデュアルテイルズに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のアザレア特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で江里口裕輝騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の358.5万円以上（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で江里口裕輝騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

5月23日、中3週で迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、キャンサー賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた11戦目は、小石川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダイキチホマレに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月26日、中3週で迎えた12戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原涼太騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシンギングファイブに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

9月7日、中5週で迎えた13戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原涼太騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、トーセンクロードに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中3週で迎えた14戦目は、イヴニングスター賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原涼太騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、アバグネイルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月15日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の一般B2 B3（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原涼太騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月29日、中5週で迎えた16戦目は、フジテレビ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原涼太騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4歳（2023年）

1月26日、中3週で迎えた17戦目は、銀嶺賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原涼太騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のオルトスラッガーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月10日、中5週で迎えた18戦目は、朧月賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原涼太騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のルノワールに1馬身1/4の差をつけて5勝目を掴み取った。

4月26日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原涼太騎手（9戦4勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったスティールルージュに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原涼太騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

8月17日、中4週で迎えた21戦目は、オーガスト賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で菅原涼太騎手（11戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、サイレントギフトにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月6日、中6週で迎えた22戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で菅原涼太騎手（12戦4勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月14日、中5週で迎えた23戦目は、牝馬限定オープンの東京シンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原涼太騎手（13戦4勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月30日、中6週で迎えた24戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原涼太騎手（14戦4勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5歳（2024年）

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、モルガナイト賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で菅原涼太騎手（15戦4勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。