トーセンクロード（2018年生、母トーセンスクリュー）

トーセンクロード（2018年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンファントム（当時11歳）と交配したトーセンスクリューが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。2021年の東京ダービートライアルに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋本和馬厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2020年）

9月25日、デビュー戦は西啓太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は506kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパストーソに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中7週で迎えた2戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカイジンチャンプに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2021年）

4月30日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンマッシモを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

6月9日、中5週で迎えた4戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、カーネリアン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、伸びてきたシビックヴァーゴ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

デビュー前

橋本和馬厩舎（大井）へ入厩。

6月27日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、南風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2022年）

8月15日、約13か月の休養明けで迎えた6戦目は、ペリドット賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた7戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパワースレイヴを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

11月4日、中7週で迎えた8戦目は、紅葉賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアバグネイルに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、スマイルシティ・品川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のフラテルニテに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5歳（2023年）

1月24日、中9週で迎えた10戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサトノディードをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月1日、約9か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6歳（2024年）

2月14日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ビタースイート賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。