トーセンマッシモ（2018年生、母ホエールキャプチャ）
Tosen Massimo
2018.04.03
トーセンマッシモ（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+最大限、最大の(伊)」。毛色は芦毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時17歳）と交配したホエールキャプチャが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。2021年の東京ダービートライアルで2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ジャパンヘルスサミットによって6,480万円で落札された。
小久保智厩舎（浦和）へ入厩。
2歳（2020年）
8月17日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。
9月24日、中4週で迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサヨノグローリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。
9月29日、連闘で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るデイドリーミンを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。
11月29日、中8週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。
12月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラスのひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。
3歳（2021年）
2月1日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦の若鷹特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーセンダーウィンに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。
2月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のホウヨウクリスタルをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。
3月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のクラシックトライアル（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦4勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。
4月21日、中5週で迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。
4月30日、連闘で迎えた10戦目は、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、トーセンクロードに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
6月9日、中5週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。
7月11日、中4週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。
11月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた13戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の落葉特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。
12月2日、中0週で迎えた14戦目は、3歳オープンの三里塚賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。
4歳（2022年）
4月29日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦4勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。
6月1日、中4週で迎えた16戦目は、アヤメ特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（7戦4勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。
6月27日、中3週で迎えた17戦目は、朝顔賞（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。
7月12日、中1週で迎えた18戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B1一（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。
10月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったライヴガーネットに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。
10月17日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。
11月3日、中1週で迎えた21戦目は、アストニシメントメモリアル（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフルミントに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。
11月14日、中1週で迎えた22戦目は、ノベンバーカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のナンデフェスティヴに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
11月29日、中1週で迎えた23戦目は、夢・希望 未来へ前進（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したユノートルベルに半馬身届かず2着に敗北した。
12月31日、中4週で迎えた24戦目は、B1一組（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブローヴェイスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
5歳（2023年）
4月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。
5月21日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。12着に敗れた。
6月11日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。
8月21日、中9週で迎えた28戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、秋桜賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るビクトリールーラーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って7勝目をつかんだ。
10月10日、中6週で迎えた29戦目は、初雁特別（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。
10月23日、中1週で迎えた30戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るサイタブラウンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて8勝目をゲットした。
11月21日、中3週で迎えた31戦目は、初冬特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったスパイスマジックに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
12月5日、中1週で迎えた32戦目は、仲冬特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のブレイニーランに1馬身1/4の差をつけて9勝目を獲得した。
デビュー前
当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ジャパンヘルスサミットによって6,480万円で落札された。
佐藤浩一厩舎（岩手）へ入厩。
12月31日、中3週で迎えた33戦目は、2023ファイナル特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（10戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
6歳（2024年）
3月8日、中9週で迎えた34戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、DIGITAL賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
3月13日、連闘で迎えた35戦目は、レコードな町にいかっぷ（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、4着に終わった。