サイタブラウン（2020年生、母ミスサイベリア）
Saita Brown
2020.04.19
サイタブラウン（2020年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+茶色」。毛色は栗毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時11歳）と交配したミスサイベリアが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島 政信。戦績は、中央平地15戦0勝2着5回、地方7戦2勝2着3回。2023年、2023年とハヤテ特別(一般)で2回2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、笹島政信から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、サイタグローバルによって330万円で落札された。
杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2022年）
7月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。
7月23日、中1週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。
9月18日、中7週で迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったニフェーデービルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。
10月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたノーブルヴィクター決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。
10月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
11月13日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったテンコマンドゥールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
12月4日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。
3歳（2023年）
1月14日、中5週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。
1月22日、連闘で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。
3月19日、中7週で迎えた10戦目は、佐藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に敗れた。
4月22日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。
5月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったレディアスにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。
5月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたトゥピ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
6月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
6月18日、連闘で迎えた15戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。
8月22日、中8週で迎えた16戦目は、3歳戦のペリドットフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木幡巧也騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。
10月23日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、菊花特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、トーセンマッシモに交わされて3馬身差の2着となった。
11月14日、中2週で迎えた18戦目は、一般B1一（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のソロムコに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
デビュー前
1歳のとき、笹島政信から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、サイタグローバルによって330万円で落札された。
及川良春厩舎（岩手）へ入厩。
11月26日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、ひいらぎ賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。
12月19日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた19戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したカミノコに3/4馬身届かず2着に敗北した。
12月30日、中1週で迎えた20戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたボーンブレジーヌ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
4歳（2024年）
3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、浅春特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のユウユウレラシオンに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。
4月15日、中3週で迎えた22戦目は、卯月特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。
4月28日、中1週で迎えた23戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったフューチャーアゲンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。