ビクトリールーラー（2019年生、母ジョイチャイルド）

ビクトリールーラー（2019年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時14歳）と交配したジョイチャイルドが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前野牧場。2024年のハヤテ特別(一般)に勝利した他、2024年のスプリント特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、定蛇邦宏によって1,650万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

6月17日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモポポラリタに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ7（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3歳（2022年）

5月11日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゼットソードに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の390.6万円以下（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のギルドンをアタマ差振り切って2勝目を収める

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の348.5万円以上（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた8戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ハヤテ特別（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、ハヤテ特別（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、カミノコに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月27日、中2週で迎えた11戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイシーキングを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月25日、中3週で迎えた12戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

4歳（2023年）

8月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた13戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、秋桜賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、トーセンマッシモに3/4馬身交わされて2着となった。

9月12日、中2週で迎えた14戦目は、スプリント特別（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた15戦目は、神無月特別（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた16戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイセンメイトを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月19日、中3週で迎えた17戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジラプンツェルに交わされて4馬身差の2着となった。

5歳（2024年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のサンエイウイングに6馬身の差をつけて制した。

4月16日、中3週で迎えた19戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイセンメイトを半馬身捉え切れず2着に敗北した。