コスモポポラリタ（2019年生、母コスモリープリング）

コスモポポラリタ（2019年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時19歳）と交配したコスモリープリングが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2021年のブロッサムカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2021年のフローラルカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

6月17日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったビクトリールーラーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクロールキックを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファーガスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

9月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツーシャドーを豪脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

10月21日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1700m 曇/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカーロデスティーノを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って断然人気に応えた。

3歳（2022年）

1月25日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’22桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

3月9日、中5週で迎えた9戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクラシックトライアル（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のつくし特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1800m 雨/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したスピーディキックにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月12日、中4週で迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月15日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた18戦目は、金盃トライアル（大井ダート2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したコバルトウィングにクビ差届かず2着となった。

4歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（9戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた20戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（10戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月11日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ルビー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（11戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた22戦目は、東京記念トライアル（大井ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（12戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた23戦目は、S1の東京記念（大井ダート2400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（13戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた24戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、イヴニングスター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

11月5日、中4週で迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、北國王冠（金沢ダート2600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったアンタンスルフレに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中4週で迎えた26戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた27戦目は、金盃トライアル（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2024年）

1月24日、中3週で迎えた28戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は和田譲治騎手（14戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg減らして迎えた29戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、エイプリル賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。