ツーシャドー（2019年生、母ブラックショコラ）

ツーシャドー（2019年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時9歳）と交配したブラックショコラが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はバンブー牧場。2023年の東京シンデレラマイルトライアル(牝)に勝利した他、2021年のフローラルカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

7月1日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマイチリリーに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月10日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモリミライに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月2日、中2週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月22日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、コスモポポラリタにハナ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2022年）

5月30日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のエンジェルリボンに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月17日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、東京に一番近い町三芳賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーセンレガシーに3馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

11月25日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、射手座特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のモンバイトに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2023年）

3月24日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、春の風特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックアピスに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月28日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエリオットに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

デビュー前

小澤宏次厩舎（浦和）へ入厩。

6月7日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦の夏木立賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ケープホーンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月30日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のエリザベスミノルに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月24日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定戦のクイーンズフェスティバル（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サブルドールにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月14日、中2週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの東京シンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサダムスキャットに1馬身3/4の差をつけて9勝目をつかんだ。

12月30日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5歳（2024年）

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、牝馬限定戦の’24 ティアラカップ（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったジゼルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定オープンのしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサダムスキャットに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。