イチコウキャプテン（1997年生、母ノースドリーム）

イチコウキャプテン（1997年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のスキーキャプテン（当時5歳）と交配したノースドリームが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、地方11戦2勝2着1回。1999年の青雲賞(地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

矢作和人厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1999年）

8月26日、デビュー戦は藤村和生騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスピードスコールに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月24日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤村和生騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の芙蓉特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤村和生騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤村和生騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったシャコーダイヤにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の青雲賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤村和生騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグットウエイをハナ差振り切って制した。

12月23日、中5週で迎えた6戦目は、2歳G2の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で藤村和生騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3歳（2000年）

1月11日、中2週で迎えた7戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’00ゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤村和生騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、かなり緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

2月29日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの’00雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月11日、中5週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。