メイショウコゴミ（2015年生、母メイショウユウダチ）

メイショウコゴミ（2015年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時17歳）と交配したメイショウユウダチが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は磯野牧場。主な勝ち鞍は2018年の高砂特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月10日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスターリングブルスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2018年）

1月21日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたプロミストリープ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中3週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6月23日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のワンダーアマービレをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

11月3日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンレジスタを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2019年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月18日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

5歳（2020年）

1月5日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月23日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

7月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（10戦2勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの播州ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの姫路ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（11戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの三河ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

6歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（12戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月22日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスの清洲ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（13戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月4日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの妙見山ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスの2021フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

7歳（2022年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた29戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

2022年5月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。