スターリングブルス（2015年生、母イリデ）

スターリングブルス（2015年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スコットランドの都市名＋スコットランド王を輩出した氏族名」。毛色は栗毛。種牡馬のハードスパン（当時11歳）と交配したイリデが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。2019年の兵庫クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月10日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたメイショウコゴミ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3歳（2018年）

3月10日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキクノロージズに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

10月20日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

12月15日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

4歳（2019年）

4月21日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月31日、中5週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスターリーウォリアを3/4馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

8月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた13戦目は、芦屋川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったツブラナヒトミにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた14戦目は、ゴールデンドリームバス特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコスモヴァーズに4馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月8日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマミダンスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中4週で迎えた16戦目は、JA兵庫信連特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のエイシンミコノスをハナ差振り切って4勝目を奪取した。

5歳（2020年）

1月16日、中4週で迎えた17戦目は、地方重賞のマイル争覇オープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の白鷺賞（姫路ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦3勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた19戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた20戦目は、陽春特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で川原正一騎手（12戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた21戦目は、若草特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で川原正一騎手（13戦3勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた22戦目は、そのだ金曜ナイター開幕特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で川原正一騎手（14戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月20日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で金沢けいばを楽しもう特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた25戦目は、クロユリ特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエターナルヒーローに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月29日、中3週で迎えた26戦目は、御前が峰特別（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたイリュージョニスト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月25日、中3週で迎えた27戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のお松の方賞（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた28戦目は、楽天競馬杯ポイント貯まる特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエターナルヒーローを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月8日、中3週で迎えた29戦目は、楽天競馬でラクラク投票特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

6歳（2021年）

1月3日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた30戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、門松特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた31戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、睦月昇竜戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた32戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、如月昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。