レノヴァール（2015年生、母データ）

レノヴァール（2015年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「更新する（西）。父の代表産駒になることを願って。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時14歳）と交配したデータが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年のダイヤモンドステークス(ハンデG3)で4着に入った他、2020年の万葉ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月17日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は504kg。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のタガノバルバドスに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

3歳（2018年）

1月21日、中2週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバケットリストを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

3月18日、中7週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月5日、中6週で迎えた6戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に敗れた。

10月27日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の魚沼特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2019年）

1月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテリトーリアルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

2月10日、中3週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4月6日、中7週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた12戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアフリカンゴールドを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月6日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

5歳（2020年）

1月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

2月22日、中6週で迎えた16戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

2020年9月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。