オースミスパーク（2005年生、母シルクスパークル）

オースミスパーク（2005年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋火花を飛ばす」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したシルクスパークルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長谷川牧場。戦績は、中央平地36戦6勝2着2回。2010年の小倉大賞典(ハンデG3)に勝利した他、2012年の大阪城ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、長谷川牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、山路秀則によって2,310万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月27日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンノルーチェに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2008年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

2月24日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都ダート1400m 小雪/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月1日、連闘で迎えた5戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のベルクハイルに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

9月6日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4歳（2009年）

3月8日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

5月17日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を5馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた18戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊かなスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ラベにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のマチカネカミカゼをアタマ差振り切って久々に勝利を挙げた。

9月20日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を5馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、ダンツホウテイにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

10月24日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のオセアニアボスを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2010年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のロードバリオスに1馬身1/4の差をつけて優勝

2月6日、中3週で迎えた24戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマイネルスターリーをクビ差振り切って3連勝で重賞ウィナーの称号をゲットした。

6月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6歳（2011年）

10月2日、約14か月の休養明けで迎えた27戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた28戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月10日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

7歳（2012年）

1月5日、中3週で迎えた30戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた32戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月15日、約9か月半の休養明けで迎えた33戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

8歳（2013年）

4月21日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、G2のマイラーズカップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

5月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた36戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。