ベルクハイル（2005年生、母グロリオーサ）

ベルクハイル（2005年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「登山者が山頂に立ったときに発する歓声（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスリリングサンデー（当時9歳）と交配したグロリオーサが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月25日、デビュー戦は生野賢一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンパンファイトを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2008年）

3月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたカイゼリン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月20日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、逃げるオースミスパークを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたピサノエミレーツ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたヘルバースト決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。