ラフェット（1990年生、母ツリーオブノレッジ）

ラフェット（1990年2月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスオブライフ（当時7歳）と交配したツリーオブノレッジが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦4勝2着2回。1994年の東京スポーツ杯(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

5月22日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエルザシチーに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月27日、中4週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエリモキャプテンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の宗谷特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4歳（1994年）

2月19日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

5月7日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のジャンボフォードを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

6月18日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月30日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンキャサリンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の恵山特別（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエレガントクインに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

10月1日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のカシワズシーザーに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。