タガノカピート（2014年生、母タガノアルデバラン）

タガノカピート（2014年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋蹄（ロシア語）」。毛色は栗毛。種牡馬のケイムホーム（当時15歳）と交配したタガノアルデバランが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。2019年の園田FCスプリント(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月18日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウカズヒメに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2017年）

1月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月18日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

11月16日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、クリデュクールに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ヤマノブロンコにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、プンメリンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

1月31日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフラワーズブルームに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のティンガティンガに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマサタケゴールドに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

5月18日、中5週で迎えた10戦目は、将棋を指そう!森信雄一門杯（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウトブッサをハナ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

6月27日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のエンジェルミディに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月1日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（8戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヌーディストビーチに3馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月14日、中5週で迎えた13戦目は、小牧太カップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で下原理騎手（9戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノチョモラーリに8馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月31日、中6週で迎えた14戦目は、兵庫県産たまご特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で下原理騎手（10戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のショウサンルヴィアをクビ差振り切って貫禄の8連勝を決めた。

12月6日、中4週で迎えた15戦目は、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で下原理騎手（11戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターレーンに7馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

5歳（2019年）

1月9日、中4週で迎えた16戦目は、迎春特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で下原理騎手（12戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月14日、中4週で迎えた17戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田ウインターカップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた18戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、DASHよかわ特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンヴィーヴォを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月10日、中6週で迎えた19戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（13戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のイルティモーネに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6月20日、中5週で迎えた20戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（14戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンエンジョイに1馬身1/4の差をつけて勝利数を12に伸ばす

7月17日、中3週で迎えた21戦目は、地方重賞の習志野きらっとスプリント（地方交（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（15戦11勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

9月19日、中8週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（16戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

10月25日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月11日、中6週で迎えた24戦目は、JA兵庫信連特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（17戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6歳（2020年）

1月15日、中4週で迎えた25戦目は、香美町但馬牛特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（18戦11勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた26戦目は、地方重賞の園田ウインターカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松木大地騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月2日、中5週で迎えた27戦目は、そのたんお誕生日記念 4歳以上特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒダルマに1馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

5月28日、中7週で迎えた28戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のスリングショットを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

7歳（2021年）

5月26日、約12か月の休み明けで迎えた29戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（3戦3勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

6月24日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた30戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（4戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた31戦目は、納涼特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月7日、中8週で迎えた32戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。