フジノアカデミー（1997年生、母クィーンエメラルド）

フジノアカデミー（1997年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のロイヤルアカデミーⅡ（当時10歳）と交配したクィーンエメラルドが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤本牧場。戦績は、地方39戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の4歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

大橋敬永厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1999年）

11月26日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3歳（2000年）

1月2日、中1週で迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた4戦目は、中村剛士騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

6月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、村井栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたバンビーエルコ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったエイシンバーチャルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村井栄治騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村井栄治騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダービージョーンズに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村井栄治騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村井栄治騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村井栄治騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村井栄治騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で村井栄治騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したイワノミカヅキを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月14日、中7週で迎えた14戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で村井栄治騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた15戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で村井栄治騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4歳（2001年）

1月7日、連闘で迎えた16戦目は、一般C4ニ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で村井栄治騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた17戦目は、一般C4ニ（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で村井栄治騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニッシングランドを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

2月25日、中3週で迎えた18戦目は、一般C4イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で村井栄治騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4イ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で村井栄治騎手（14戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた20戦目は、一般C（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で村井栄治騎手（15戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた21戦目は、一般C（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で村井栄治騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、一般C（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で村井栄治騎手（17戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で村井栄治騎手（18戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテスコセダンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

9月14日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は村井栄治騎手（19戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

9月24日、中0週で迎えた27戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（20戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた28戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村井栄治騎手（21戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた29戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた30戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったハタノベーゼに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた31戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は村井栄治騎手（22戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（23戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5歳（2002年）

1月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村井栄治騎手（24戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた34戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村井栄治騎手（25戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた35戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村井栄治騎手（26戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた36戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村井栄治騎手（27戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた37戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村井栄治騎手（28戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた38戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた39戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C8 10（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。