フルアタック（1993年生、母フルアテンション）

フルアタック（1993年6月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時14歳）と交配したフルアテンションが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方15戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の4歳。

経歴

デビュー前

崎谷彦司厩舎（荒尾）へ入厩。

2歳（1995年）

6月12日、デビュー戦は和田正美騎手を鞍上に据えて、3歳（荒尾ダート950m 雨/重）に出走。馬体重は410kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のボタンヤマトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田正美騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のボタンヤマトに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田正美騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシモンダラインに8馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田正美騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメイトウスキーに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

8月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の銀杏賞（荒尾ダート950m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田正美騎手（4戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデマジョルカに2馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

9月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳オープン（函館芝1800m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた7戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた8戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のきんもくせい特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3歳（1996年）

1月5日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下の呉竹賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた15戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた17戦目は、4歳（荒尾ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は和田正美騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノギャラクシーに2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

6月23日、中4週で迎えた18戦目は、3歳戦の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田正美騎手（6戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田正美騎手（7戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカルストンツバサをクビ差制して勝利を手に入れた。

8月4日、中2週で迎えた20戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスタークロヒョウから2馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中1週で迎えた21戦目は、RKK特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は和田正美騎手（8戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルダイスターに3馬身の差をつけて8勝目を収める

9月22日、中4週で迎えた22戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田正美騎手（9戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた23戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のパールライス特別（荒尾ダート1500m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノヒカルからクビ差の2着に甘んじた。

11月17日、中4週で迎えた24戦目は、岩本清隆騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の肥後菊賞（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた25戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は古泉悟騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。