アルディートクライ（2018年生、母レディスキッパー）

アルディートクライ（2018年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勇敢でたくましい(伊)+父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のハーツクライ（当時17歳）と交配したレディスキッパーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C3四。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、東洋木材によって1億2,960万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月6日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったカイザーバローズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

5月16日、中7週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエーティーソブリンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月29日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2022年）

1月19日、中2週で迎えた9戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた11戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C3（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C3四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアラタマリストを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

9月8日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた15戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2023年）

2月28日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイスズスカーレットを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月10日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したリッキーズレターにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月31日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（10戦2勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月28日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で笹田知宏騎手（12戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹田知宏騎手（13戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6歳（2024年）

5月8日、約8か月の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で笹田知宏騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャンベルを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って休み明けの一戦を物にした。

5月29日、中2週で迎えた26戦目は、真盛7ハロン（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で笹田知宏騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた27戦目は、そのだサマー競馬開幕記念（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で笹田知宏騎手（16戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったガロに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月10日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で笹田知宏騎手（17戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で笹田知宏騎手（18戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で笹田知宏騎手（19戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7歳（2025年）

3月25日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、FM91.1 7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で笹田知宏騎手（20戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた32戦目は、社町7ハロン（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で笹田知宏騎手（21戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミントジュレップを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5月6日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は18戦連続で笹田知宏騎手（22戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた34戦目は、小谷哲平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小谷哲平騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた36戦目は、小野アルプス7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小谷哲平騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小谷哲平騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。