ウィステリアガイ（1992年生、母カクテルドレス）

ウィステリアガイ（1992年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフレンチグローリー（当時6歳）と交配したカクテルドレスが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の北洋特別(500万下)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

11月6日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3歳（1995年）

2月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月3日、中9週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーピークラシックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（福島芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアイランドサリーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4歳（1996年）

4月20日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったタマモサンライズにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はダイナドレスデンと並んで2着同着となった。

6月22日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイシングスズカを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月7日、中4週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイガノコマンドをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

10月26日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。