ナリタベラクルーズ（2002年生、母フローラルマジック）

ナリタベラクルーズ（2002年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋友人の所属するサークルの名」。毛色は栗毛。種牡馬のピルサドスキー（当時10歳）と交配したフローラルマジックが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の一般D2-2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、フローラルから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、山路秀則によって3,465万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月6日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月23日、約8か月半の休み明けで迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

4歳（2006年）

4月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、新冠町静内三石軽種馬生産振興会賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパキュービックに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた4戦目は、日高管内軽種馬生産振興会賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月24日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、一般D2-2（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウショウヘリオスを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月1日、連闘で迎えた6戦目は、一般D2-2（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェリーヘイローを上がり1位の末脚で半馬身差し切って2勝目を奪取した。

6月21日、中2週で迎えた7戦目は、静内建設協会特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、前川清「窓」特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラカイザーからクビ差の2着に甘んじた。

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、アルファ特別（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。