ノブクィーン（2007年生、母スイートチャーム）

ノブクィーン（2007年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋女王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したスイートチャームが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地21戦0勝2着2回、地方10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の越生梅林賞(一般C2三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、BOBOSによって1,470万円で落札された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月25日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。5頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

11月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

12月19日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3歳（2010年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

5月23日、中7週で迎えた6戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 雨/不良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、アスタータイクーンに交わされて5馬身差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

9月6日、中7週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

10月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月23日、中5週で迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のグルーヴィーコマチをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月21日、中3週で迎えた12戦目は、シクラメン特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月14日、中2週で迎えた13戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、鴻巣こうのとり伝説賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スマートループに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中3週で迎えた14戦目は、越生梅林賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサラマナエイジュンに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、一般C1七（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月1日、中4週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月13日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

7月17日、中4週で馬体重を前走からさらに22kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

9月18日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

11月5日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた20戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の沖ノ島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（4戦0勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく17着に終わった。

5歳（2012年）

1月15日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた24戦目は、春蘭特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のバンダムミュートスを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月29日、中6週で迎えた25戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

6月17日、中6週で迎えた26戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1400m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた28戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月26日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたニンジャ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月16日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

6歳（2013年）

3月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。