オトコノヒマツリ（2012年生、母ジャスミンブリーズ）

オトコノヒマツリ（2012年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「男の火祭り」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したジャスミンブリーズが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）須崎牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦10勝2着3回。2015年の高知優駿(地方重賞)に勝利した他、2015年の黒潮菊花賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月15日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月14日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、M.エスポジート騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

3歳（2015年）

2月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた4戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハッピーテティスを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の祝陸都くん1歳特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヨネマリチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の高知馬ごころ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたカムトゥルー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンダムを鬼脚でアタマ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

5月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のアドマイヤシャトルを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月28日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスボーラーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、カレンシュガーレイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月12日、中3週で迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で永森大智騎手（7戦5勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（8戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったペイシャクィーンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中3週で迎えた14戦目は、リンドウ特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（10戦5勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月26日、中8週で迎えた16戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、シロハラ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた17戦目は、E・メンフィス号特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた19戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、福山けいばメモリアル第2戦（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた20戦目は、アケボノツツジ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（11戦5勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタイセイローマンに2馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

4月26日、中1週で迎えた21戦目は、四万十川特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（12戦6勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモイフリートに2馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。

5月4日、連闘で迎えた22戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（13戦7勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボーラトウショウに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月29日、中3週で迎えた23戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月24日、中7週で迎えた24戦目は、一般A3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた26戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月23日、中0週で迎えた27戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた28戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月21日、中0週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（14戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペプチドキングモアに1馬身半の差をつけて9勝目を収める

12月31日、中0週で迎えた30戦目は、地方重賞の高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2017年）

1月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた32戦目は、一般A B（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（15戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた33戦目は、一般A4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた34戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（16戦9勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリュウノボサツに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月26日、連闘で迎えた35戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた36戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。