プリティオクパシオ（2003年生、母シーガルクイン）

プリティオクパシオ（2003年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「かわいい＋愛犬名」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したシーガルクインが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、横瀬兼二によって840万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月23日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月4日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、アルジェナーにクビ差交わされて2着となった。

10月29日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2006年）

3月19日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、カシノエスケイプに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中8週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月19日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

9月27日、中5週で迎えた8戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。