エクスプリティ（2001年生、母ヴィッツァ）

エクスプリティ（2001年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋かわいい」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時10歳）と交配したヴィッツァが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の新馬チャレンジ（4）。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、山口幸雄によって273万円で落札された。

井上孝彦厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2003年）

7月30日、デビュー戦は向山牧騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（4）（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は438kg。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベンハーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた3戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のベンハーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

3歳（2004年）

1月30日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキソノトビリューウから半馬身差の2着となった。

2月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月25日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月11日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2005年）

1月23日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高野和馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。