エプソムグレース（2005年生、母サザンシルフィード）

エプソムグレース（2005年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋優美、優雅、上品」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したサザンシルフィードが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C2-8。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、エプソム愛馬会によって420万円で落札された。

エプソム愛馬会にて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月13日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5月17日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた3戦目は、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた4戦目は、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月4日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた6戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヤマニングラッセをハナ差振り切って初白星を挙げた。

11月23日、連闘で迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヴィーナスローズを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、チーフヴァージニアに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月3日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた13戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C15（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた14戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、きさらぎ特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C20（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月20日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4月21日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた17戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた18戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート900m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフィールドフェザーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月31日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノパンジーに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月13日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカシノジュリアを半馬身振り切って優勝

6月27日、中1週で迎えた22戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コーソクに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

7月12日、連闘で迎えた24戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は下條知之騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた28戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカシノマーシャを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月6日、連闘で迎えた29戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は下條知之騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。