サウスティーダ（2003年生、母キョウエイコロナ）

サウスティーダ（2003年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「南＋太陽（沖縄の方言）」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時7歳）と交配したキョウエイコロナが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地29戦4勝2着7回。2006年の紅梅ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月4日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトップオンターフに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のニシノタカラヅカをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

3歳（2006年）

1月15日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、タッチザピークに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、カワカミプリンセスに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい4着に敗れた。

5月28日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2007年）

1月6日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

2月25日、中6週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、レットバトラーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月25日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のノープロブレムに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月7日、中1週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力でなんとか走り抜いたが、バージンフォレストに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月17日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のプラチナムペスカに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月8日、中2週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ワイキューブに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のマセラティスタを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

5歳（2008年）

1月26日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、テイエムノブシオーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

2月11日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

3月30日、中6週で迎えた20戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて18着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

7月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

9月20日、中8週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた24戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた25戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

6歳（2009年）

8月1日、約9か月半の休養明けで迎えた26戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた27戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた28戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。