モリスズラン（1995年生、母タカエダイアナ）

モリスズラン（1995年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時15歳）と交配したタカエダイアナが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地35戦2勝2着2回、地方9戦0勝2着3回。2000年のフェブラリー特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岩城博俊厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

1月6日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた3戦目は、3歳戦のジャニュアリー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーアテンメイから半馬身差の2着となった。

3月2日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に入った。

5月5日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、3歳戦のゴールデンシリーズ第8戦（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で谷中公一騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

6月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したキョウドーエリートを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で増沢由貴子騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で増沢由貴子騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた12戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったレッドエンジェルに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

9月12日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた14戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアイアンプチプラムに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月31日、中2週で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドクタークロスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

11月22日、中2週で迎えた16戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の甲斐路特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

4歳（1999年）

1月5日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

2月20日、中6週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

9月12日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた26戦目は、神無月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2000年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた29戦目は、アメジストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月28日、中2週で迎えた30戦目は、フェブラリー特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったギャロップカルメンから半馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた31戦目は、春分特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた32戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた33戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた35戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた36戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた37戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（9戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月14日、中4週で迎えた38戦目は、燕特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（10戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライトビーミスから1馬身半差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた39戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上500万下の津田沼特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた41戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（11戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた42戦目は、’00フレンドリーサドル特別（5）（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（12戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた44戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。