メイトウリボー（1986年生、母フアインリボー）

メイトウリボー（1986年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラデイガ（当時17歳）と交配したフアインリボーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着2回、中央障害6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

柳田次男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

10月8日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったショウモンライフクに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1989年）

1月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西浦勝一騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で西浦勝一騎手（7戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で西浦勝一騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスガマンナに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で西浦勝一騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月30日、中9週で迎えた11戦目は、安藤賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（10戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクリスタルユーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳400万下の露草賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳400万下（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（12戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳400万下（中京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（13戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた16戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の足立山特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

8月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（14戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオーゴンライダァを3/4馬身振り切って2勝目を獲得した。

4歳（1990年）

8月12日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（15戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（16戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下の多治見特別（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（17戦2勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず13着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の雄国沼特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた25戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5歳（1991年）

7月21日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（18戦2勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/重）に出走。鞍上は北村卓士騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクテンホルダーから2馬身差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンレッドホーラーをハナ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月31日、連闘で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、ハンデ重賞の中京障害ステークス（中京障害芝3600m 曇/不良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。