ロイヤルマコトクン（2005年生、母ホクトシャーマン）

ロイヤルマコトクン（2005年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時18歳）と交配したホクトシャーマンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方23戦7勝2着2回。2008年の’08雲取賞に勝利した他、2008年、2009年とおおとりオープン(ハンデ)を連覇するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

辻野豊厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2007年）

11月29日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は528kg。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナンブノヒロインに約16馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、モエレラッキーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のジョッキーブログ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のガッツマンテンに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（2008年）

1月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンの’08雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコラボスフィーダに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

3月26日、中4週で迎えた6戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた8戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

10月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のギャンブルオンミーに1馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

12月3日、中4週で迎えた10戦目は、’08勝島賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で御神本訓史騎手（9戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で御神本訓史騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のモエレラッキーに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2009年）

6月25日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で御神本訓史騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で御神本訓史騎手（12戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

11月10日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の日高特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、テイエムヨカドーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月1日、中2週で迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ゆりかもめ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスーパーヴィグラスに2馬身の差をつけて6勝目を収める

12月31日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサザンクロスラリーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

5歳（2010年）

2月3日、中4週で迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3月17日、中5週で迎えた18戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた21戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月9日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、’10ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7歳（2012年）

8月28日、約22か月の休養明けで迎えた23戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（13戦5勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。