スーパーヴィグラス（2006年生、母エイユーアグネス）

スーパーヴィグラス（2006年5月17日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時10歳）と交配したエイユーアグネスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は土井仁。戦績は、地方36戦7勝2着5回。2012年の岩鷲賞(地方重賞)に勝利した他、2012年のすずらん賞(一般)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2008年）

9月19日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイエスウイキャンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリワードサラディンに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月12日、中1週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

12月30日、中6週で迎えた4戦目は、2歳戦のたんちょう特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3歳（2009年）

1月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴーゴーサスケに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月19日、中3週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’09雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

3月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月22日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた8戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた9戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦3勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた10戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るロッキーダンサーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

8月14日、中4週で迎えた11戦目は、SPAT4.TV賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた13戦目は、’09ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた14戦目は、トパーズ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて難なく抜け出し、最後は2着のストロングライデンに3馬身半の差をつけて優勝

12月1日、中3週で迎えた15戦目は、ゆりかもめ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（8戦5勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロイヤルマコトクンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

1月19日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（9戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したケイアイジンジンにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、’10ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（10戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、勝ったフジノウェーブにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月3日、中3週で迎えた18戦目は、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（11戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフジノウェーブに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中4週で迎えた19戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で張田京騎手（12戦5勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた20戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた21戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（13戦5勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

7月29日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、’10シーサイドカップ（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（14戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた23戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（15戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた24戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5歳（2011年）

2月3日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、’11ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（16戦5勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた26戦目は、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（17戦5勝）。14頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた27戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（18戦5勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

6歳（2012年）

1月17日、約9か月の休養明けで迎えた28戦目は、ガーネット賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（19戦5勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた29戦目は、’12ウインタースプリント（大井ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柏木健宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた30戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた31戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた32戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、そのだライオンズクラブ結成4周年記念特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた34戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、種山ヶ原レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したダイメイジュエリーに半馬身届かず2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の岩鷲賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のヒカルジョディーに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月5日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた36戦目は、すずらん賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のトーホクキングを半馬身振り切って7勝目をつかんだ。