エイシンサットン（2003年生、母Mythical Dancer）

エイシンサットン（2003年4月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋カナダ・ケベック州の町名」。毛色は栗毛。種牡馬のMr. Greeley（当時11歳）と交配したMythical Dancerが16歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月15日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3歳（2006年）

2月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウヒミコを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月26日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のグリューエントに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

12月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4歳（2007年）

1月14日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

1月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

5月30日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、木曽川特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月6日、連闘で迎えた15戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月13日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月1日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた18戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた19戦目は、キリンクラシックラガー杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた20戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた21戦目は、一般B3-6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、天秤座特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。