カシマシコン（1985年生、母ディオーネ）

カシマシコン（1985年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時11歳）と交配したディオーネが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地38戦3勝2着6回、中央障害6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の三面川特別(400万下)。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

8月15日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモガミポイントに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたニオーダタミ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったスーパークライムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた6戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったスロクマルに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

3歳（1988年）

1月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6月25日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた12戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォモサダイオーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた14戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったスズライトにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた17戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンサーズラッキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の精進湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた19戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4歳（1989年）

1月14日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた23戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月17日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上400万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のゲイリータイガーを半馬身振り切って勝利をモノにする

8月12日、中2週で迎えた29戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は菅原泰夫騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（8戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝2200m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（10戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい最後はオールパシフィックと並んで9着同着となった。

11月19日、中2週で迎えた34戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5歳（1990年）

1月13日、中7週で迎えた35戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた36戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月17日、中1週で迎えた37戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブライトゴールドを半馬身振り切って優勝

3月4日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた39戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハシノサンダーからクビ差の2着に甘んじた。

4月8日、中1週で迎えた40戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は7戦連続で田中剛騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサボールランチャーから1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた41戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた42戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた43戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナカミトップランに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月10日、連闘で迎えた44戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。